もしも写真の本をつくるなら

長文を書くのが苦手なので、架空の本の目次だけ考えてみました。

 

 

はじめに

 

1.カメラ
– スマホでじゅうぶん
– 10枚しか撮れないカメラがある
– フィルムとデジタルの使い分け

 

2.視点
世界を見つけるということ
写真は言葉
こうあってほしい、という祈り
シャッターは愛、ゆえに残酷
– 写真の罪(恣意性とのジレンマ
– ロケハンはしない(決めないということ)
– すべての光景が写真になる
みんなと同じものを撮るほうが難しい
横目の風景
想像の跳躍力
共通の記憶と経験
– 『ハルとミナ』における表現

 

3.距離感
主観と客観を超えた存在
好きだからこそ離れる
心に残らない写真
– 『DISTANT DRUMS』における表現

 

4.カラー&トーン
カラースキームの発見と構築
ラボマンとのコミュニケーション
– 表現によってチューニングする

 

5.時空と知覚
未来から現在を見る
– 心が写すこと
「もの」より「こと」を写す
忘れるために写真はある

 

6.写真の寿命
– 長生きする写真
フィルムで撮ってプリントする意味と価値
100年後に見つけてもらう

 

7.写真比較文化論
西洋人と東洋人とでは世界の見方が違う
– 生物学的(目や肌)背景が生む視覚差異
– 地理的(気候や光)背景がうむ視覚差異

 

8.SNS
– 誰も知らないインスタグラムの話
数の魔法と呪い
プラットフォームの再解釈と再定義
もしもSNSがなかったら

 

9.写真集
– コントロールできる唯一の作品群
– 心象風景を再現する
流通させない売り方
– 好きな写真集は二冊買う
– 誰かの生活に届ける

 

10.はたらき方
自分らしいはたらき方ってなんだろう
東京ではないはたらき方
徹底的に競わない(勝ち負けの価値観からの解放)
正当な対価の交換と対等な立場の構築
– できないことは専門家に任せる
プロ/アマからフル/パートへ(コマーシャルとSNSの間)
– オルタナティブな存在であること

 

11.その他
ワークショップ「写真は言葉であり、時間である」
– ガラパゴス化する日本の写真
– これからは中国が席巻する
新しい写真屋のかたち
写真の未来について考える

 

おわりに

 

 
架空のつもりでしたがほんとうに出版することになりました。タイトルは「ひろがるしゃしん」です。執筆中ですがぜんぜん進んでいません。